今のソニーの新製品の多くは、ソニーが開発費の資金を出していない。クラウドファンディングで、不特定多数から資金を募っている。
開発チームが「これは行ける」と踏んだ製品、アイデアも、役員や他部門の人間から様々な注文がついてしまう。
資金負担は本社なので、ある程度は仕方ない。しかし、製品の独自性が薄れて、競合品に似てしまう事があった。
音楽ダウンロードの技術を持っていたのに、アップルのiPodに大躍進を許してしまった。これは、記録媒体に拘る社内勢力や、著作権侵害を懸念した音楽子会社が反対したからだ。

ソニーは、全体では復調傾向だが、波に乗り切れていない。

開発チームは、目新しい事をやって有頂天だが、経営上は好ましくない。開発リスクを負わないメーカーなど、即刻、退場すべきである。